
紳士的なパズル解きの代名詞であるレイトン教授が、ついにルーペを手に帰ってくる。LEVEL-5社長が明かした『レイトン教授と蒸気の新世界』復活劇における任天堂の決定的な役割とは。
困難を乗り越えて続くレイトン教授の謎解き
LEVEL-5社長が復活の立役者を「某N社」と明言

新作が10年近く途絶えていたレイトン教授シリーズが、主に任天堂の働きかけにより復活。東京ゲームショウ2024でLEVEL-5は、『最後の時間旅行』で物語が完結した後も、任天堂が『蒸気の新世界』の開発を後押ししていた事実を明らかにした。
堀井雄二氏との対談で日野晃博社長は、「イースタンの奇跡」がシリーズの「完璧な結末」となると考えていたが、任天堂側から絶え間なく続く「レイトン教授の復活」を望む声があったと説明。
「この10年間、新作はありませんでした」と日野社長はAUTOMATONに語る。「物語は完結したと思っていましたが…業界のキーパーソン、特に影響力ある『某N社』からの熱心な後押しが、キャラクター再考のきっかけとなったのです」

任天堂が同シリーズに深く関わってきた事実が、この介入に特別な意味を与える。ニンテンドーDSや3DSで展開され、任天堂自ら販売した複数のタイトルは、携帯機を定義づけるフランチャイズとして認識されていた。
「彼らの要請を受けて」と日野社長は続ける。「現代のコンソール基準に沿いながら、熱心なファンへの敬意も示せる特別な作品を作れると気づいたのです」
『レイトン教授と蒸気の新世界』の世界観

『最後の時間旅行』から1年後を舞台とする本作では、蒸気都市スチームバイソンで愛弟子ルーク・トライトンと再会。『進歩の犠牲者が生み出した亡霊』と評されるガンマンキング・ジョーの調査を通じ、洗練されたクラシックなパズルが楽しめる。
クイズ集団QuizKnockとの協業により、過去のスピンオフ作『レイトンミステリー探偵社』への批判を踏まえつつ、シリーズの知性的な魅力を保証する「難易度調整された良問」を実現。待望の復活作はレイトン教授の遺産を継承しつつ、蒸気技術が拓く新たな可能性を探る。
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