初代発売から20年、太陽の狼神アマテラスが壮大なカムバックを遂げようとしている。昨年のゲームアワードでの『大神』続編のサプライズ発表はゲーム業界に衝撃を与え、ビジョナリー・ディレクター神谷英樹がカプコンと再びタッグを組み、この待望のプロジェクトに臨むこととなった。
神々の再会: 続編を支える夢のチーム 新設スタジオ「クローバーズ」を率いる神谷は、カプコンと元カプコンベテランで構成される「マシンヘッドワークス」の支援のもと、初代『大神』チームの主要メンバーを再集結させた。この強力なコラボレーションは、続編が初代の遺産を受け継ぎつつ現代ゲーム技術を取り入れることを示唆している。
発表トレーラーでは、あの特徴的な神筆アートスタイルが垣間見え、アマテラスの旅の継続がほのめかされた。しかし開発陣は具体的な詳細については口を堅く閉ざし、初代傑作で未解決だった物語の糸を紡ぎ続けるとだけ約束している。
現代技術で描く新たなる未来 開発チームは、カプコンの強力なREエンジンを採用し、プレイステーション2では不可能だったゲームのシグネチャーである筆遣いのビジュアルと広大なワールド構築を進化させると明言。初期コンセプトアートでは、続編が独特の水墨画風美学を保ちつつ、現代的なライティングやパーティクル効果を導入することが示唆されている。
ファンは神筆テクニックといったお馴染みのゲームメカニクスが、革新的な新要素と共に復活することを期待できる。開発陣は、愛された初代作の心と魂を保ちつつ、現代的な体験を創造することに尽力していると強調した。
『大神』続編 主要情報 監督: 神谷英樹(初代『大神』監督) 開発: クローバーズスタジオ×カプコン×マシンヘッドワークス グラフィック強化のためカプコンREエンジン採用 初代ゲームからのアマテラス物語の続編 現在初期開発段階 なぜ今? 続編に至る物語 クリエイティブチームへのインタビューで、神谷はこのプロジェクトが20年間温め続けた創造的野心の集大成であると明かした。「物語自体が本当には完結していない」と、彼は2006年の初代作で未解決のまま残されたナラティブについて語った。
カプコンプロデューサーは、同社が長年『大神』再訪を望んでいたものの、適切なクリエイティブパートナーが揃うのを待っていたと確認。昨年の神谷のプラチナゲームズ退社を機に、この神々しい再会はついに実現した。
ニッポン帰還で期待できること 具体的な詳細はまだ少ないが、開発陣は続編の方向性について以下のような興味深いヒントをいくつか明かした:
物語は『大神チルドレン』ではなく初代『大神』の直接的な続編 トレーラーに登場するのは正真正銘のアマテラス(後継者ではない) お馴染みのキャラクターや場所に加え新要素も登場 初代のような年齢層を超えたアクセシビリティの再現を目指す 20年にわたるファンの情熱からのフィードバックを開発に反映 開発チームは完成まで長い待ち時間がかかることを認めつつ、この野心的なプロジェクトを丁寧に作り上げるため忍耐を請うている。現代技術のもとで初代の創造的ビジョンが再会した今、ゲーム史に残る最も輝かしいカムバックの舞台は整った。