マーベルは、英国王室の住居であるウィンザー城の敷地内で『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』の撮影を行うため、チャールズ国王に「数百万」を支払っていると報じられている。最近公開されたセット写真からは、もう一人の意外なマーベルキャラクターの復帰も仄めかされている。
ウィンザーの公園内では、『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』の複数のセットの建設が始まっており、自治体に提出された計画書類には「アニー・レイノルズの家」と呼ばれるセットも含まれている。アニーは『サンダーボルツ*/ニュー・アベンジャーズ』に登場するボブ・レイノルズの母親であり、この場所でセントリー/ヴォイドの幼少期に関するさらなる回想シーンが描かれることを示唆している。
今回、アイルランドの新聞『The Irish Sun』の報道によると、2つ目のセットは「ルーク・ケイジの家」と名付けられているというーーマーベルファンにとって久しぶりに耳にする名前だ。この防弾のハーレムのヒーローが最後に登場したのは、Netflixシリーズの第2シーズンかつ最終シーズンであり、それは『デアデビル』、『ジェシカ・ジョーンズ』、『アイアン・フィスト』と同じ世界観を共有していた。ケイジはこれらのヒーローと共に『ザ・ディフェンダーズ』という、いわばスモールスクリーン版アベンジャーズのようなチーム結成シリーズにも参加したが、Netflixは競合するストリーミングサービスDisney+の発表を受けて、マーベル関連の全作品の制作を打ち切った。
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マーベルはその秘密主義で知られ、作品をコードネームでリストアップしたり、『アベンジャーズ:エンドゲーム』の葬儀のような重要なシーンを、参加した出演者さえも文脈を知らされない状態で撮影したりすることがよくある。今回も巧妙な偽装の可能性は残るものの、ファンはストーリーやルーク・ケイジが戻ってくる理由について憶測を巡らせている。
「ルーク・ケイジの家」のセットの写真は、マスタードイエローに塗られた古典的なアメリカの田舎家を描写している。ハーレムにあるようには見えないが、その色合いがNetflixシリーズを通じてこのキャラクターに関連づけられてきた色調と一致しているとファンは指摘している。
近年、マーベルは『ザ・ディフェンダーズ』のキャラクターをMCUに徐々に再統合しており、チャーリー・コックス演じるデアデビルが様々な作品にゲスト出演し、Disney+でのリブート作品『デアデビル:ボーン・アゲイン』へとつながり、またクリステン・リッター演じるジェシカ・ジョーンズも今後のシーズンに復帰することが決まっている。デアデビルからスピンオフしたキャラクターであるパニッシャーも、テレビスペシャルの放送が予定されており、その後トム・ホランド主演の『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』に登場すると噂されている。
ウィンザー城敷地の使用に対するチャールズ国王への正確な支払額は明らかになっていないが、数百万にのぼると推測されている。正式な土地所有者であるクラウン・エステートは、映画制作からの収入をしばしば所有資産の維持管理に充てており、また年間利益の4分の1を国王に分配している。
チャールズ国王がカメオ出演する可能性はあるだろうか?残念ながら、それはなさそうだ。国王は8月上旬、セットが使用されると見られる時期に、スコットランドのバルモラルで休暇を過ごす予定であるとの報道がある。