
開発元のNeowizは、『Lies of P』の『Overture』DLCの難易度に関するプレイヤーの懸念を認識し、今後のアップデートで対応することを計画しています。以下に、コミュニティによる本拡張コンテンツへの反応と開発チームの対応策をご紹介します。
『Lies of P: Overture』がもたらす予想外の挑戦
コミュニティのフィードバックが浮き彫りにする難易度への懸念

2025年サマーゲームフェスでの『Lies of P: Overture』サプライズ発表は興奮を巻き起こしましたが、多くのプレイヤーがすぐに予想外の困難に直面しました。「おおむね好評」のSteamレビューを獲得しているものの、コミュニティフォーラムではこの拡張コンテンツの過酷な難易度に関する議論で溢れかえっています。
『Lies of P』はサウルスライク作品として、手強い戦闘や残酷なボス戦が特徴の本質的に挑戦的なゲームですが、Choi Jiwonディレクターは5月21日のVGCインタビューで、チームは拡張コンテンツをよりアクセスしやすいものにしたいと考えていたと述べました。「より広範なアクセシビリティを確保したかった」とChoi氏は説明しました。

しかし、初期のプレイヤー体験からは、より簡単な設定でさえDLCが異常に過酷であり、多くの敵がプレイヤーを一瞬で倒せるほど強いことが示唆されました。『Lies of P』のサブレディットでは難易度に関する苦情が殺到したため、モデレーターが専用のメガスレッドを立ち上げる事態となりました。
プレイヤーからは、プレイヤー側のダメージ出力の再調整、敵の体力値の調整、全体的な挑戦レベルの改良などの提案が寄せられています。プレイヤーらは、より低い難易度設定を選択しているにもかかわらず、基本ゲームのバランスの取れた体験とDLCの強化された難易度との間に不一致があることを指摘しています。
現在進行中の議論スレッドでは、過酷な挑戦を歓迎するプレイヤーもいる一方で、多くのプレイヤーがNeowizがプレイヤーフィードバックに基づいて実質的な調整を実施することを望むなど、意見が二分されていることが明らかになっています。
開発元の対応と計画されている変更点
広範なコミュニティとの対話を受けて、Choi氏は開発チームが今後のパッチでプレイヤーの懸念に対処することを確認しました。6月10日公開の「ディレクターレター」動画では、核となる戦闘の整合性を維持しつつ、潜在的な調整項目を検討する計画が概説されています。
「我々の設計意図を満たせていない部分を慎重に検証しています」とChoi氏は述べています。「戦闘システムの変更は、『Lies of P』の根幹をなすゲームプレイ体験であるため、徹底的な考慮を要します」
これらの変更に関する具体的なタイムラインは現時点で存在しませんが、公式発表を注視するプレイヤーからは、Neowizの迅速な対応は高く評価されています。『Lies of P: Overture』は全ての主要プラットフォームで引き続きプレイ可能であり、今後のアップデートにより拡張コンテンツのアクセシビリティが改善される見込みです。