
モンスターハンターワイルズのディレクターが独占インタビューで新たな地域と恐るべき魔物の詳細を明かす。オイルウェル盆地とその支配的魔物、ヌウドラを紹介する。
モンスターハンターワイルズ、黒炎ヌウドラを披露
オイルウェル盆地の探検
IGNの独占インタビューで、モンスターハンターワイルズのディレクター徳田優也と藤岡要は、新たに探検可能な地域「オイルウェル盆地」と、そこで君臨する魔物「ヌウドラ」をプレイヤーに紹介した。
オイルウェル盆地は、シリーズで典型的な広大な景観とは異なり、垂直方向のデザインが特徴だ。「ウィンドワード平原とスカーレットフォレストに2つの広大なオープンエリアを作ったので、オイルウェル盆地は垂直方向に階層化して作りました」と藤岡は説明する。「深く降りるほど、より高温になり、マグマが充満していく」。上層部は油のような沼地が特徴で、深く進むにつれて地形が徐々に変化する。

徳田は、プレンティ(豊饒)イベント中、盆地は海底火山のような生態系に変貌すると述べた。モンスターハンター:ワールドのコーラルハイランドからインスピレーションを得て、チームはこの地域が劇的に変化するようデザインした。「フォロー(休耕期)とインクレメンシー(荒天)の間、盆地は煙に包まれ、火山や温泉のように見えます。しかし、プレンティでは、澄んだ海のような雰囲気になります」と徳田は語る。「よく見ると、海底のような生き物も見えるでしょう」。
盆地のユニークな生態系には多様な固有種が生息しており、一見不毛に見えるこの地域も生命であふれている。
黒炎ヌウドラ

オイルウェル盆地を支配するのは「黒炎」ことヌウドラである。この巨大なタコのような魔物は、その過酷な環境によって形成された可燃性の粘液質の体を持つ。這うような触手を使って獲物を絡め取り、炎の攻撃で焼き尽くす。ウィンドワード平原で雷を操るレイダウ、スカーレットフォレストで水を支配するウズドゥナと並び、ヌウドラは火を司ることで元素の三つ巴を完成させる。
藤岡は、ヌウドラのタコのようなデザインは意図的なものであると説明した。「長年、触手を持つ生き物を登場させたいと思っていました」と語り、水棲魔物をアレンジして、角のような特徴を持つ印象的で悪魔的な外見を創造したと述べた。この魔物の戦闘音楽はこのテーマをさらに強化し、黒魔術を彷彿とさせる要素を取り入れている。「作曲家は、闇の神秘主義を呼び起こすフレーズと楽器を織り交ぜ、本当にユニークな楽曲を作り上げました」と徳田は付け加えた。
ヌウドラとの戦いは容易ではない。複数の触手により、一点集中型の攻撃から広範囲に及ぶ効果範囲攻撃まで、迅速で強力な攻撃が可能だ。閃光玉も効かない上、周囲の感知に触手を頼っており、手強い敵となる。
盆地に棲む他の魔物たち

オイルウェル盆地の脅威はヌウドラだけではない。灼熱の鱗を持つアジャラカンは、サルのような魔物で、 martial arts(武術)に着想を得た攻撃と強力なパンチでこの地域を徘徊する。その蛮力と炎ベースの能力のブレンドは、モンスターハンターラインナップにスリリングな追加要素をもたらす。
もう一つの新顔、ロンポポロは、針のような口と毒ガス攻撃を好む球状の魔物である。不気味な紫色の色合いと輝く赤い目は、マッドサイエンティストのような雰囲気を醸し出しており、開発者たちもこのデザイン選択に傾倒した。「古典的なマッドサイエンティストの原型からインスピレーションを得ました」と彼らは語り、そのドロップ品からはハンターとその随従猫たちのための驚くほどチャーミングな装備が得られると付け加えた。

懐かしき顔ぶれも帰ってくる:モンスターハンターダブルクロスで最後に見られたグラビモスだ。その岩のような外見と灼熱のブレスは、盆地の火山地帯に完璧に適合する。「グラビモスを選んだ理由は、環境に適合し、ゲームの進行に合致し、他の魔物と重複せずに新鮮な挑戦を提供するからです」と徳田は説明した。
これらの刺激的な新情報と共に、2月28日発売予定のモンスターハンターワイルズへの期待はますます高まっている。